長崎から鹿児島へ。
新鳥栖を経由して鹿児島中央駅へ、3時間の電車旅。乗り換えはあるものの娘にとってはだいぶ長い道のり。動物クッキーを食べたり、シールブックで遊んだり、Youtubeを見て見たり。大人は景色を見たり本を読んだりのんびりしたい時間も、子供にとっては飽きてしまう時間かも。
子供と大人の時間の感じ方。ジャネーの法則。感じ方は自分次第だから、新しいことを経験して、良い時間の使い方を覚えてくれればいいな、なんて考えながら。
そんなことを考えていたら、鹿児島へ到着。(実際は遊びたい娘を電車内連れ回す時間…この先も移動が多くて心配だよ)
到着してまず向かったのはイオワールド鹿児島水族館へ。
水族館に入るとさっそくジンベイザメがいたり、九州の海を再現しているエリアがあったりとなかなか楽しい。1m級のアカメがいたのには驚いた、なかなか珍しいのでは。娘もはしゃいで館内を歩き回っている。
1997年に開館ということもあり展示にも少し懐かしいような雰囲気。だけど色んなところに工夫があり楽しく過ごせた。
ちなみに展望台からは桜島が綺麗に見える。ここからは目と鼻の先といった感じで、噴火のニュースで見たイメージよりも大きく雄大に感じた。桜島フェリーを使えば15分、次は訪れたい。
さて、夜は鹿児島の名物をということで、魚将 さかなちゃん へ。キビナゴのお造り、鳥刺し、活き造りのイカなどをいただいた。中でも活き造りは生け簀から取り出したばかりもあって新鮮、イカゲソもまだ動いている。娘はそれを怖がりながらも、私にさわれさわれと手を引っ張る。「自分でさわってみたら」と促してみても初めてみるイカにおっかなびっくり。(そんなイカゲソは最後に天ぷらか焼き物で出してくれます)
鹿児島の焼酎ハイボールを飲みながら夜はふけていく。
翌日からはレンタカーで九州を巡る。それまで、朝の街並みを散歩。
鹿児島の街は古い建物も多い。大正時代の雰囲気を残す山形屋を通るとき青空が見えた。
先ほどの青空が一転、レンタカーを借りた途端急な土砂降り。タイミング良く、どうにか雨には濡れなかったのは、うちの晴れ女の活躍だろう。加えて、レンタカー屋さんから鹿児島のおすすめ情報を聞けたことで今日のランチも決まった。
とはいえランチにはまだ早いから妻の友人オススメのカフェへ。GOOD NEIGHBORs
2階建ての店舗には、1階にカフェスペースと雑貨の販売。2階には家具の販売も。さらにタイミングよく、Hongama 個展もやっている。
オーナーの趣味なのかおしゃれなロードバイクが店内に、全体的に自分の好みに合う感じ。今度はランチメニューもいただきたい。
さてさて、そろそろランチの時間。
レンタカー屋さんから教えてもらったのは鰻。うなぎの尾形 へ。リーズナブルだけど美味しい、鹿児島なら鰻は食べていってほしいとのこと。おっしゃる通り、コスパがよく美味しお店。僕たちはタレのうなぎ丼と、うなぎの白焼き丼を注文。特に白焼き丼は炭焼きの香ばしさを、ワサビといただくさっぱりとして、うなぎの脂も感じる。味もそうだが、店員さんのホスピタリティが子持ちの僕らには嬉しい。
そしてランチの後はコーヒー。ヴォアラ珈琲 。
ここは豆を買いたいなと調べていたお店。店内は物販のエリアが脇にあり、お店の中心にはコーヒー豆が並ぶオーダーカウンターとなっている。物販も目を引く雑貨や、お菓子なんかがならんでいて面白い。
今回のオーダーは今日のおすすめと、カフェオレにあうものを。どこのお店でもこのオーダーしがち。ここでは豆を買うとコーヒーをサービスがついてくる。結局いつものカフェオレとアメリカーノ。美味しい。
マシンの上に並んだカップも可愛い。
さて、コーヒー豆も買って九州旅も半ば。
今夜はゆっくり過ごしたいと手塚ryokan へ。
宮之城温泉は賑やかというよりも、しっとりゆっくりした雰囲気がある。屋敷林に囲まれた立地なのもあり、周りのことは全くに気ならない。また、部屋に露天風呂があり、はなれにも貸切風呂がある。もちろん両方とも楽しんで。
スタッフの皆さんの細やかな気遣いに感謝しつつ本当にゆっくりとした時間を過ごす。そして自然に囲まれた環境。ノコギリクワガタも顔を出した。
翌日からは宮崎へ。
だいぶのんびりさせていただいたから、また新しい気持ちでのスタート。後ろ髪引かれつつもアクセルを。
ちなみにこの旅、移動のシーンはスムーズとはいかず娘の機嫌をとりながら、なかなかの愉しい時間になっています。
そんなこんなで宮崎。
まずは道の駅フェニックスへ。日南海岸に面していて「鬼の選択岩」が望める。海の近くに降りれる階段もあるのだけど、暑さにバテそうで今回は省略して、ソフトクリーム。
少し休憩したら鵜戸神宮へ。
海岸沿いを歩いていくと、洞窟の中にある珍しい本殿。鍾乳石は「おちちいわ」と言われても縁結、安産、育児にご利益があるとか。また、本殿から出たところに亀石があり、運玉を投げてその甲羅にあたれば良しとされている。さっそく娘も試したが、手元から転がった運玉はコロコロと転がり何かのきっかけで跳ねて亀石に。一応届いたかな?
そして今日は宮崎で一泊。宮崎観光ホテル。
4年前に友達らと宮崎に来た時も訪れたホテル。ホテルのバーで地元の経営者の方々とお話した思い出がからの再訪だが、今回は残念ながらバーがお休み。代わりに宮崎駅近くの鶏料理店を訪れたが、これも残念ながら臨時休業。近くの居酒屋さんへ。明日は朝が早い、20時頃に帰路へ。
朝が早い理由は、高千穂峡のボートを予約していたから。8:30の予約の時間に向けてスタート。朝もやけの大淀川が綺麗。
高千穂峡は同じ宮崎といえど、宮崎駅からだいぶ離れている、流石は神々の里。
朝から映画1本分のドライブはなかなかハードだが、高千穂の山間に入ると少し空気も冷たく夏に気持ち良い気候。予約したボート乗り場に到着して川端へ降りると尚更気持ちいい。(ボートは予約しないと5時間待ちということで、予約が必須)
さあ、初体験の手漕ぎボートで真名井の滝へ。同時に10艘ほどが滝をめざす形なので、お互い船がぶつかりながらの漕ぎ出し。(慣れている人の方が少ないだろうから)
そして目当ての場所へ。
最近の雨のせいか水量が多いように感じたが、その分雄大に見える。ボートを降りて滝見台からも。
遊歩道を歩けば「鬼八の力石」や柱状節理の岩壁が見れてジオパークとしても面白い場所だ。また、神話についての立て看板などもありそれを読むのも面白い。もう少し神話について詳しければより楽しかったんじゃないかな。
さて次は熊本県。天候が少し気がかりながら車を走らせた。