久しぶりの長崎。娘の七五三もかねて。
先に向かった妻と娘を追いかけてひとりで羽田へ。今日はすごく混んでいるみたいで、保安検査も長蛇の列。余裕を持って到着したけど「8:30長崎行きの方」というアナウンスに優先的に通過させてもらい少しバタバタとした移動で。
そんな間に娘は、お義母さんが七五三の際に仕立ててもらった着物を着せてもらっている。 家紋も入った素敵なもので深みのある赤が綺麗。合流し、その可愛さにパパはいっそう愛おしくなってしまったよ。
厳かにご祈祷をしていただいた後は長崎の街を散歩。先週まで『おくんち』が行われていた気配が残っている。
眼鏡橋の周りの散歩は一苦労、娘は川沿いを歩きたく、そこから覗く鯉や手長海老に夢中。手を引っ張っていないと川に落ちてしまいそう。
そんな散歩を終えて、お義父さんが行きつけの『季節や えかひ』へ。ハワイやバイク好きなオーナーの作る料理はどれも美味しい。仕入れの魚も地元のもので、馴染みの魚屋さんからのもののよう。今回はグルメな旅になりそう。
お造りは、ヒラメ、ワカシ、鯖、真鯛にサザエ、珍しい飯蛸も。
赤いオクラは生で食べれるものだそう。
最後は松茸の土瓶蒸しまで、いい香りに包まれている。
食事を楽しんだ後は、少しお酒を。長崎の夜は魅力的なお店が多い。「立ち呑み たたんばぁ」や、「bar nagare」(今日も混んでいて入れなかった)、そして行ってみたかった「かにや」にも顔を出して。
おにぎり美味しかった。これだけ飲んで楽しんで、GR3xの玉ボケが酔っぱらいの気持ちを映し出しているよう。
さて、翌日は朝の散歩から。この時間に歩くのは少し肌寒い感じが、逆に心をスッとさせてくれて気持ちいい。
お昼からはまたお義父さんお義母さんと合流して。長崎の味を堪能させていただくことに。
初めて訪れた時に私が美味しい美味しいと食べていたから、吉宗の茶碗蒸しは定番のコースになっている。お土産としても買えるけどやっぱりお店で、このお碗で食べるのが格別に美味しい。
ランチの後は稲佐山へ。長崎市を一望できて造船が盛んだった三菱重工の施設が眺められる。ちょうど軍艦が停泊していた。
伊王島を望む逆光は雲と空と海のコントラストをより強く感じさせてくれる。
のんびりと散策を楽しんだ後は、茶房膳所 なつめ さんへ。雲丹のわっぱ飯が有名で気になるところだが、今日はそれより気になる懐石のコースを用意していただいた。
汁物からはじまり、季節ものの栗は渋皮ごといただけて、これが美味い。
お造りは鯛にワラサにハモまで。黒酢餡の揚げ物は鯛の骨まで食べられるようになっていて日本酒がすすむ。
佐賀牛は煮付けた柿のうえにのって、一緒に食べると初めての味わい。そして松茸のお出汁は何度食べても美味しい。
店主とお義父さんがお知り合いというご縁でしたが、店主こだわりの料理に大満足でした。食後にお話しさせていただいたら店内の生花や飾り付けも自分でやっているそう、本当に器用な方でした。今度はわっぱ飯をいただきにまた訪れたいなと思いつつ、また長崎でオススメのお店ができました。